Diamond Stars Group(ダイヤモンドスターズグループ)株式会社

燃やすより、育てる。
価値で選ぶ未来へ。

ESG共創型 循環農業モデル

「捨てる」は過去、「還す」は未来。

廃棄物を“資源”へと変える

現在、バイオリサイクル関連企業では、バイオ発電の副生成物(発酵残渣)を肥料登録しながらも、一部は「産業廃棄物」として廃棄せざるを得ない状況にあります。
この「廃棄」は経済的にも環境的にも損失であり、本来は“循環の最終点”ではなく、“次の価値の起点”となるべき資源です。

農業 バイオリサイクル

農業経営者ならではの経験から踏まえた
現場調査・診断・改良手法の提案

関 祐二
農業コンサルタント
関 祐二Yuji Seki

経歴

  • 1953年静岡県生まれ
  • 1975年東京農業大学卒業と同時に農家経営につく
  • 1984年土壌・肥料・植物栄養を中心とした農業コンサルタントを開業

資格等

  • 土壌医1級(ID:D15070066)
  • 認定農業者
  • エコファーマー
  • JGAP指導員

DSGの取り組みと
到達点

約4年前、DSG宮谷が関氏の紹介により、バイオリサイクル関連企業の事業に感銘。
「廃棄物を価値ある土壌栄養へ変える」構想を掲げ、協力農家・運搬手法・土壌適合性などを4年間にわたりトライ&エラー。
現在、埼玉県に実証用土地を確保し、運搬・混和による有機肥料化に成功。
この結果、廃棄物を単なる副産物ではなく、
「再生資源」かつ「有機肥料」として活用できる体制が整いました。
※DSGは副生成物の肥料登録にもご協力いたします。

Re:Soil概念
「出汁殻の土」という発想

Re:Soil技術
土が風味を取り戻すとき、未来が育つ。
日本の土壌は、豊富な降雨によって本来の養分が流出し、
まるで「出汁を取った後の殻(出汁殻)」のような状態にあります。

これは「劣った土」という否定ではなく、
「本質的なエッセンスを失った土」として捉える新しいメタファーです。

この概念は、土壌を単なる化学的対象ではなく、
「失われた風味(栄養)を取り戻す存在」と再定義します。

つまり、どのような“出汁”を加えれば、土が再び生命力と風味を取り戻せるのか
という創造的発想を促すものです。
貝殻・骨・鉱物・バイオ副産物といった資源を、再び“出汁”として土に還すことで、廃棄を再生へと転換し、日本独自の資源循環型農業の哲学的基盤を築きます。
これが、DSGが推進する「Re:Soil技術」の思想的中核です。

完全循環型モデル
(DSG Re:Soil Loop)

完全循環型モデル DSG Re:Soil Loop

「ミネラルリッチ野菜」とは

海の恵みを、畑へ。
畑の恵みを、人へ。
海水から生成された独自成分「MCM(Marine Crystal Minerals)」を肥料として使用し、土壌中のミネラルバランスを整えることで、野菜本来の生命力・味・栄養価を最大限に引き出します。

MCMは、人の体液とほぼ同じミネラル組成を持ち、摂取することで免疫力向上・健康維持にも寄与。
私たちは、この海のミネラルが育む栄養豊かな野菜を通じて、安心・安全でサステナブルな食の未来を創造します。
ミネラルリッチ野菜

社会的・経済的価値

環境
環境
  • 廃棄量削減
  • CO₂削減
  • 土壌改良
  • 生物多様性保全
経済
経済
廃棄コストの削減 + 農業収益化 + 資源再利用価値の創出
社会
社会
農家の年間収益見込みの安定化(契約栽培モデル)
企業
企業
  • ESG・SDGs対応
  • 循環型CSRモデル
  • ブランド価値向上
技術
技術
バイオリサイクル関連企業 + DSG連携による「エネルギー×農業×資源循環」融合モデル

パートナー農場との
連携方針

パートナー農場との連携
一部の農場から「費用の一部を負担してもよいのではないか」という意見もあります。

しかし、現場でのヒアリングで明らかになったのは、肥料代の軽減によって生まれる余力を、経営拡大や設備投資に充てていく姿勢です。
DSGは、そうした成長意欲を持つ農場との連携を重視しています。

実際、協力農場の中には、肥料コストの削減分を活かして
新型トラクターへの更新
(約1,600万円)
新型ジャガイモ収穫機の導入
(約1,500万円)
といった、生産力強化・規模拡大への再投資を進める動きが出ています。

DSGは「肥料代が軽くなれば暮らしが楽になる」
といったレベルの農場とは連携しません。
私たちは、地域農業の未来に投資する意志を持つ農場と共に成長することを基本方針としています。

バイオリサイクル
関連企業へのご提案

燃やすより、育てる。
コストではなく、価値で選ぶ未来へ。
現状、廃棄物を燃やすよりも、農地に還元する方が手間もコストもかかります。
しかし私たちは、「安さ」ではなく「価値」で選ぶ社会へ進まなければなりません。

燃やせば一瞬で終わり、何も残りません。
けれど、土に還せば時間はかかっても、土が豊かになり、人が育ち、地域が循環します。

この選択は、短期的な経済合理性ではなく、
社会的合理性・環境的必然性・未来への責任によって支えられるものです。

「農地に還す」という行動は、
廃棄を減らし、自然を再生し、地域に新たな価値を生み出します。
それは、コストを超えた社会貢献と信頼の投資です。

この取り組みこそが、
バイオリサイクル関連企業の理念「バイオから未来を創る」を真に体現する道であり、
次の世代に誇れる企業行動となるはずです。
バイオリサイクル

企業メリット
(流通・小売向け)

廃棄物活用
自社廃棄野菜・食品ロスを肥料資源として循環
ESG評価
再エネ+再資源化の“二重貢献”で企業価値を可視化
PR・ブランド
「育てて戻す」ストーリー型CSRで顧客共感を獲得
サプライチェーン
生産・流通・販売が一体化したESG供給モデル
補助金・認証
農水省・環境省・自治体連携による助成申請が可能

今後の展開提案

Phase 1
埼玉県モデル圃場の成果共有・分析レポート化
次
Phase 2
DSG + バイオリサイクル関連企業共同で「Re:Soil資材」検証プロジェクト
次
Phase 3
DSGサスティナブル野菜ブランド
「ミネラルリッチ野菜」販路拡大
次
Phase 4
ESG共創企業(小売・メーカー)との販売実証
次
Phase 5
企業循環(廃棄→肥料→収穫→納品)モデル確立
次
Phase 6
ESG・補助金・農水省モデル事業化提案

全体構図:3層循環モデル

全体構図:3層循環モデル
付帯価値
ESG貢献 CO₂削減/地域雇用/文化的土壌再生
技術融合 Energy × Agriculture × Material
全体構図:3層循環モデル
廃棄ではなく未来の資源化へ。
コストではなく、価値で判断する時代へ。
この挑戦が、地域と地球の持続可能性を創り出します。

DSGは、日本の土を再び“旨みのある大地”へ。
廃棄を資源に、資源を文化に変える
それが、Re:Soilの使命です。